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暗闇の曙光 それはアビガン COVID-19 その4

何よりも怖いものそれは感染症

特に呼吸器感染症

 

今回のCOVID-19感染症騒動は感染症ほど怖いものはないという証明になった。

感染拡大による事態の悪化、底の見えない恐怖と不安が続き、『悪循環』へと連鎖しかねない。

それでも私達には富山化学が開発した「アビガン」があると確信する

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、3月4日新型コロナウイルス感染による致死率がこれまでのところ約2-2.5%となっていることを明らかにした。季節性インフルエンザの.0.1%未満を大きく上回る。ただ、新型ウイルスの封じ込めはなお可能との見方を改めて示した。
安倍総理が余りに早急に「3月2日から春休みまで全国小中高の臨時休校を要請」を発表したのも偏に東京オリンピック・パラリンピック開催が中止にさせてはならない。3月いっぱいで終息宣言を出したい。少なくとも道筋を付けたい。封じ込めの目途をつけたいという思いからの行動だと慮っている。

余裕を持っていたアメリカのトランプ大統領の発言も雲行きが変わってきた。今や(3月6日)世界の関心はアメリカ国内で新型コロナウイルス感染が拡がるかどうかに向けられている。アメリカがクシャミをすれば、世界中は肺炎にかかってしまう。それほどに影響力は強大である。

  TOKYO 2020    開催出来るのか

「誰よりもオリンピックの成功を望んでいるが、ネガティブなファクターが増えている」
決定権はIOC
誰も明確な回答は持っていない。開催を最終的に決定するのは「東京都や日本政府」で構成する「組織委員会」ではない。決定権を持つのはIOC(国際オリンピック委員会)である。
IOCと東京都と交わされた契約のポイント
 IOC単独の裁量で、参加者の安全が理由を問わず深刻に脅かされると信じるとたる合理的な理由がある時中止を決めることが出来ると契約している。
 IOC
 スイス・ローザンヌで理事会を開催(3月3日)
 バッパ会長は大会を予定通り開催する意向を強く滲ませた
  全ての選手に東京五輪に向けた準備を続けるよう促す。IOC理事会は五輪成功のため  に全面的に協力する
  収入源が放映権やスポンサー料であり、新たな収入源を得ることは難しい。
  バッハ会長は実施意欲満々だ。

只、IOCは世論に非常に敏感な組織である。日本で収まった状態であっても、日本に行きたくない、日本は危険                       だという意見が多数をしめるようだと開催中止を決める可能性は充分に有る。阿倍首相は世界各国へのアピールを何度も重ねる必要がある。
           
 選手
    感染症の問題は何処の大会でもつきまとう。彼等は生活の全てを大会に懸けており参加を望む選手が多い。人生の最高の晴れ舞台ですよ。「努力」そして「努力」を重ね、そして「幸運」に恵まれて獲得してオリンピックの出場権です。何が何でも出場したいですよね。自分の力量を世界に問いたいと思うのはごく当然でしょう。
   
東京都
  経済効果は36兆円の及ぶとする「とらぬ狸算」がある程です。中止になったらその損失は余りに甚大で推計出来ない。この6年間の努力が水泡に帰するという悪夢は考えたくないだろう。

橋本聖子オリンピック担当大臣
 3月3日 東京五輪の開催可否の判断基準を巡り「5月末が最終期限ではないか」
「IOCが確信的に、東京大会が安全に開催出来ると決断して頂けるように努力する」と決意を滲ませた。

感染症・疫学専門医
 オリンピック前の終息は困難
 万全の態勢を取り、感染者が出る最悪の事態を想定して準備すれば、開催の可能性は高まる。

全ての関係者の総意として何としても開催したい。これまでに準備してきた全てが無駄になってしまう。特に日本は立ち上がれないほどの損失を被ることになる。
むろん、我々も、ここまで準備してきたのである。色々の困難を乗り越えてここまで辿り着いたのだ。あと半年、最後の最後の準備段階まで来ていたのだ。そこへ突然晴天の霹靂の如く発生した新型コロナウイルス感染症である。昨年の12月に現れて瞬く間に世界中に拡散した。世界中が慌てふためいている。その中でも日本が一番困っている。厄介者の「クルーズ船」で世界中の評判を落とした。国内での感染は一週間に100-200人強のペースで増え続けている。聖火ランナーが3週間後には始まる。なりふり構わず、制圧を始めた所である。
 5月の末が期限である。撲滅や封じ込めは完全ではないだろうが、IOCからは「やりましょう」のサインが貰えますよ。

 

<<スペイン風邪(1918-1919)の教訓に学ぶ>>
スペイン風邪の時の話をテレビでしていました。スペイン風邪そのものはインフルエンザ大流行中のアメリカの兵士団が大西洋を渡って第1位異世界対戦に参戦したことにより全ヨーロッパ中に汎まった感染症である。翌、1919年アメリカのフィラデルフィアでは第一次世界大戦の戦勝祝賀会等の沢山の催し物が開催された。勿論学校も通常通り、開校していた。セントルイスでは、風邪の大流行に会わせて色々の行事を中止にした。学校も休校にした。 患者さんの発生率は大きな差があった。 死亡率もフィラデルフィアでは0.7%ぐらい、セントルイスでは、0.3%ぐらいだったと記録されている。再確認しておきますが、公衆衛生学では、有名なエピソードである。現在、インフルエンザが流行すると各自治体の教育委員会の管理下で学級閉鎖、学校閉鎖の措置がとられ感染拡大を防いでいる。その措置の理論的根拠は「スペイン風邪の折のフィラデルフィアとセントルイス」の管理体制の差によって発症率も死亡率にも大きな差が生じていることに由来する。
 今回の1ヶ月半に及ぶ全国小・中・高校の閉鎖」措置の根拠もこの疫学的事実を根拠としていると考えている。安倍総理の焦りに近い独断的決定に不承不承ながら賛成する所以であるが、問題点もある。今回鎮らなかったらどうするのか。4月以降も流行が続いていたらそのまま閉鎖をイベント開催の自粛継続するのですか。
CDCの副長官は「パンデミックになるかならないかではなくて、何時なるかである」と言明している。テドロスWHOの事務局長も「非常に危険な状態」だと危機感を表している。
長期戦を覚悟しないといけない。
それでも、共産党独裁国家の中華人民共和国の習近平国家主席ですら踏み切れなかった全国の学校を一斉休校にするという大決断を独断で決めた安倍総理に乾杯です。遅きに失してはもう封じ込めは出来ないのだ。

<<PCR検査の混乱>>

韓国では 13.000人/1日 検査

日本    3.000件/日  検査可能
        900人/日  実施した件数

世界で最も医療体制が整った国、日本が隣国韓国の1/10以下の検査しか出来ないのかという素直な疑問が湧き起こっている。
事の発端は、加藤厚生労働大臣が「拡大して検査をするつもりはない」と国会の審議で答弁したことだ。検査は国立感染症研究所が指揮を執り、指導する。民間の検査センターに依頼をすることを事実上拒否をした。
今週からコロナウイスルのPCR検査も保険請求をすることが認められ、民間委託も始められる。東大医科研の「上」先生が何度も強調されているが、測定原理は30年前に確立されているものであり、全国9000近く有る民間検査センターに委託すれば、国民の検査希望はほぼ叶えられる。何故やらないのか?
検査基準は設けるべきであるが、少なくとも濃厚感染が疑われる人や、強く希望する患者さんが検査を受けられる体制を造るべきであった。検査態勢を拡大すると混乱を招くだけだという自分達の行動を正当化する詭弁で逃げるべきではない。
感染者、抗体陽性者は増えると思います。
感染経路不明の多数の感染者が出た北海道でも検査能力は1日約100件。院内感染が疑われ検査対象が470人余りに及んだ和歌山県でも平常時の能力はわずか1日40件だった。大阪府の応援を頼んで検査を行った。

中国
2002~03年にSARSが流行した際、十分な対応ができずに国際的に批判されたことを念頭に準備をしてきた。好景気に支えられてウイルスの遺伝子を検出するPCR検査機器を大量に保有。「大勢の研究員とともに検査機器をトラックに満載して武漢に入り、移動ラボとして片っ端から検査をした」と話す。また、コンピューター断層撮影装置(CT)の画像で新型肺炎特有の病態があるかを人工知能(AI)で自動診断する技術も実用化しているという。

韓国は
2015年にMERSが流行したが、対応が遅れて38人の死者を出し、批判を浴びた。
組織の拡大と医療機材の備蓄をして万一に対処出来るように備えた。
今回の感染拡大では病院の屋外にテントを建て、防護服をまとったスタッフが、発熱など症状のある市民の検体採取に応じる非常態勢を取っている。車に乗ったまま検体を採取する「ドライブスルー方式」を導入する自治体も増加。1日の検査件数は1万件を超えた。

このウイスルの特徴
潜伏期が長い。インフルエンザは2-4日であるが、このウイルス感染症は2-14(或いはそれ以上)日だとされている。この「COVID-19」の手強いところは、発症しない抗原陽性者が沢山いる。一番多いかもしれない。そして、もっと怖いのは新型コロナ肺炎に罹患し(勿論PCR検査プラス)治療を受けて治癒した(勿論PCR検査 陰性)。 その後、臨床症状が再発し、PCR検査を受けたところ再び陽性を示す症例がある事です。日本でも確認されました。中国の山東症では14%だと発表されている。これはインフルエンザウイルスは通常上気道に付着して増殖して生存するが、このCOVID-19は下気道(喉頭部・気管支部)にも付着して増殖する。症状がなくなった時に咽頭部の拭い液、唾液での検査では陰性を示すが、下気道にはウイルスが残っていることがある。これが再燃する。
実に厄介な代物です。


藤田医大、アビガン臨床研究 
 アビガンは基礎研究では新型コロナウイルスの増殖を抑える効果が確認されており、厚生労働省は重症患者への緊急的な投与を既に始めていると明らかにしている。藤田医大の行う臨床研究は「症状がないか、比較的軽い患者」が対象。アビガンをすぐに投与するグループと、五日ほどたってから投与するグループに分け、十日間、ウイルス量を調べる。この研究発表が待ち遠しい。他病院も参加可能に(3月01日)

                                                       
3月2日

 きょう美尋さんは名古屋のデパートに「五月人形」を観に行ってきました。
「ガラガラ」だったそうです。可児駅の駐車場、駅に一番近いところが空いていた。デパートの中、店員さんの数とお客さんの数を比較したくなるほどだった。駅前広場、歩行者もまばらでした。如何に月曜日とはいえ異様な風景だったと驚き顔で帰ってきた。

 感染、9日ごろまで「正念場、瀬戸際」、菅官房長官会見=毎日
  北海道全域で940人がすでに感染の可能性 専門家が試算


阿倍首相の目指すもの 

四月収束・五月終息宣言
2月29日の安倍総理の記者会見を観ました。そしてその談話を聞きました。全責任は首相である私がとる。全国民のご理解とご協力をお願いしますと何度も頭を垂れて呼びかけられました。最近は詭弁というのか、言葉の遊びとしか思えない発言が多かったのだが、この言葉は、発言は立派でした。日本国をリードしていくのだ、導いていくのだという気概を感じました。安倍首相が目指す『4月終息宣言』は予断を許さない。4月は『収束宣言』に留まり、東京五輪開催判断の瀬戸際『5月終息』宣言となりそうだ」

宜しくお願いします。

令和2年3月6日 午前10時現在の集計

感染者   1057名(+31名)  

死者      12名

全世界では10万人を超えました。

 

中国>韓国>イタリア>イラン>日本

70.000人に1人の感染者である。予想を遙かに超えた大惨事である。そしてまだまだ、序の口である。インドでもブラジルでも感染・流行は起こっていない。世界中が封鎖経済社会になってしまう。先ずは中国経済への大打撃をどうするのか?

 五輪無観客実施のリスク検討、WHOと連盟医療担当が電話会議

 五輪中止なら損失7.8兆円、新型コロナ影響試算・・ここれは最少額の見積もりでしょう

  新型コロナウィルスが世界で大事になるのは「これから」だからです。まだ5ケ国であり、インドやブラジルなどの人口が多い国の新型コロナウィルスはもまだこれから始まるらです。

日本国内の感染拡大のスピードも止まりません。6日、国内で感染が確認された人の数は実に56人に上る。


 大阪ライブハウス集団感染
              感染力は強いですね。 クラスター感染です
             
アーク(Arc)    2月15日(土)16日(日)  100人規模

 感染者         20人

 ソープ・オペラクラッシック梅田(Soap  Opera  Classic  Umeda)
                2月19日(水) 2月23日(日)
                100人規模

                        閑散とした中部国際空港

催し物、会議・講演会全てのものが自粛です。息過ぎという批判もあるが、私の診療室の行事予定のホワイトボードも中止の連絡が続く。

8日のあさし新聞は犬山祭り(4月4日、5日)の「山車(だんじり)運行」の中止を発表した。このままで行けば、翌週の八百津祭りの山車(だんじり)運行も中止を余儀なくされるだろう。

 

八方塞がりの中の曙光 それはアビガン

8日(日)の中日新聞にアビガンの臨床効果のことが記載されていました。私自身はこのウイスルが大流行を始めた時点で「アビガン」の有効性を確信していました。信じていました。

「その  1」から力説してきました。ひょっとしたらアビガン信仰に近かったかもしれません。

でも、その認識が広まることは嬉しいことです。

「認識から事実」になる。これは確信です。

暖かくなれば大流行は鎮まる

流行を阻止して、食い止めるのは感染の大半を占める北半球の国々の暖かくなることである。

 このウイルス感染の流行・拡大を現代の医学の知識と科学力で食い止めることは出来ないだろう。
可能性のあるのは、暖かくなることである。日本で言えば、25℃以上の夏日が続くことが必須条件になると思う。気温が上昇すればウイルスの活動性は急激に落ちる。現に暑い地方(国)では発生は少ない。
又こんな研究発表もある。
寝室を暖房で暖めて寝る子どもは、そうでない子どもに比べ、風邪をひく人の割合が4分の1にとどまるとの調査結果を産業医科大の藤野善久教授らのチームが28日までにまとめた。気温が低いと免疫力が落ちるということと温度が高ければウイスルの活動が鎮まる。

                                   脱稿  3月9日  

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