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新元号(運命の日が刻々と・・)(平成31年04月01日 更新)
日本人は正月を大切にして生きてきた。
「年が改まる」「新しい1年が始まる」という意識の変化を節目として捉えてきた。
禊ぎとしても活用して生き延びてきた。
が、今回は違う。改まるといっても「年」ではない。
365日経てば自動的に改まる時節事ではないのだ。
改まるのは「元号」である.
大化」以来247番目の元号が産まれる。
3月25日 中日新聞に掲載された「新元号候補一覧」
3月29日
日本国の新たな旅立ちの日が近づきつつあります。
その瞬間にその事に充分意識を持った状態で生き抜いている自分がいることに大いに感謝です。
新元号の話題は日本中を席巻しています。腹案は絞られているはずです。
平成の元号の考案者である山本達郎東大名誉教授(個人)のお弟子さんである斯波義信・東京大学名誉教授(88)によれば平成の典拠となった中国の古典は2つあるそうです。
司馬遷の書いた「史記」にある「内平外成」(内平にして 外なる)と書経にある「地平外成」(地平にして 外なる)の2つです。
今日が29日です。あと3日(4月1日 午前10時)で正式発表です。気をもみますね。官房長官が発表し、総理大臣が談話を発表する段取りだ。
「元号に関する懇談会」のメンバーには、ノーベル賞を受賞した京都大学教授の山中伸弥氏ら9人で構成される。
国民1人一人にそれぞれの想いがある訳だが、悠長に考えている時間的余裕はない。
最後に元号に使って欲しい、使われそうな漢字を列挙して4月01日、午前10時を待つこととする。
「安」 「康」 「仁」 「和」 「敬」 「久」 「保」 「永」 「孝」 「陽」
註
午前1130分に変更になったようです。29日 1000分発表
そしてこんな決まりも掲載されていました。
発表が待ち遠しく 期待で胸が弾みますね
平成31年03月29日 1015分
歴史的瞬間
平成31年04月01日 午前11時42分
令 和
「
令和の典拠
<<出典>>
万葉集 巻5 梅花の歌 三十二首并せて序
<<引用文>>
初春 令月 気淑風和
梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香
<<書き下し文>>
初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(よ)く風和(かぜやわら)ぎ
梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こな)を披(ひら)き
蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす
<<現代語訳>>
時あたかも新春の好き月 空気は美しく風はやわらかに
梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き
蘭は身を飾った香りの如きかおりをただよわせている
歌人・大伴旅人が太宰府長官時代に宴会を開いた時につくった。
こんな歌が「天声人語」には掲載されていました。
なかなかに人と有らずば酒壺になりにてしかも酒に染みなむ
「令和」の墨書は内閣府人事課の辞令専門職 茂住さんが
「平成」の墨書は総理府人事課の辞令専門職 河東さんが書いた。