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FIFAワールド・カップを振り返る(2018年07月07日・加筆)

1998年(平成 10年)  フランス大会   岡田ジャパン(第一期)

1998年のフランス大会も記憶に残る大会だったが、私自身の記録がない。新聞記事を漁って書いてもつまらない。というより、記者に、ライターに叶う筈がない。そんなものでは筆者の息づかいが伝わらない。例えそれが読むに耐えない駄文であり、幼拙極まる拙文で有ったとしても、そこには伝えんとする、書き残しておこうとする熱い想いだけはある。勿論、それを理解して貰えるかどうかは別問題である。作文技術論を論ずるつもりはない。そんなつもりで2002年、日韓共催のワールド・カップからため込んだ原稿を掲載します。勿論、インターネットを駆使して、その当時の状況、不足分は補ってあります。

2002年(平成14年)日韓共催ワールド・カップ(5月31日から6月30日)

トルシェジャパン

開会式  韓国   閉会式  日本

共催に対してもいいたいことはある、韓国4位にはもっと深い思いがある。が、今更封印です。

日本はH組(ベルギー ロシア チュニジア 日本)監督はフランス人トルシェ(白い呪術師)でした。日本は2勝1分け一位で予選を通過しました。

ベルギーとの初戦(06月04日 埼玉スタジアム)は、日本中が緊張して観戦した。

赤鬼ウオルモッツに先制ゴールを決められました。同点から稲本がドリブルでかわしながら最後スライディングしながらゴールを決めて勝ち越しました。満面破顔で茶髪をなびかせ右手を突き出し、「俺!俺!俺が入れた!!」と叫びながら走り回ったあの笑顔は、日本サッカー隆盛の原点となった。私はそう思っている。結局2-2の引き分けです。

チュニジア戦では、待望の中田がダイビング・ヘッディングでゴールを決めた。次の瞬間を予測するに能力に優れて中田ならではの美技でした。2-0で完勝する。勝ち点7で、グループをトップ通過しました。日本チームは静岡県菊川市にあるヤマハの高級リゾートホテル「本丸御殿」を宿泊地にしていた。選手達は余暇には、その頃大隆盛を迎えていた「プレーステーション2」で、サッカーゲームを楽しんでいた。

ベスト16のトーナメントでは6月16日、宮城スタジアムでトルコと対戦しました。

善戦するも及ばず、0-1で惜敗しました。悔しくて唇を噛みしめましたね。

 優勝したのは、ブラジルです。準優勝はドイツ、3位トルコ、なんと韓国が4位でした。

平成14年6月02日(土曜日)

茨城県のカシマスタジアムで「アルゼンチン-チュニジア」の対戦を観戦

その時の紀行文

行ってきました。

素晴らしかったです。聞きしに優るその現実ですね。

まず、駅からスタジアムの途中でいま流行の「フェイシャル・ペインティング」をして貰いました。右の頬に、アルゼンチン、左にナイジェリアの国旗です。息子は、左には尊敬し憧れのバティー(バティストゥータ)の背番号9を書いて貰いました。2人ともアルゼンチンのサポーターになりきってしまいました。

その気になってしまいますね。やがて、広大な関東平野の原野の中に忽然と巨大なスタジアムが現れました。実際は太平洋岸でした。

スゲエナァ!!

デッカイナァ!!

名古屋ドームなどより背が高く、ローマのコロシアムのような感じの巨大な存在物です。通路から会場に入りピッチを見る。青空にも負けないほどの鮮やかな緑の絨毯の色が眼に飛び込んできました。

統(長男)は憧れのアルゼンチンのバティ・スツータを目の当たりに見ることが出来ただけで大喜びでした。彼の話を総合するとこんなところでしょうか。。

バティーは鹿島との練習試合でも予想通りに大活躍でした。イングランドのベッカム・フランスのジダンと共に世界の超一流選手であるバティの姿を、 走りを、技をこの目で、この体で見ることが出来ると言うことは言葉に表せない程の喜び。サッカー仲間でも、クラスメイトでも、帝京中学・高校性の中で会場に足を運ぶ機会に恵まれたのは俺だけだろう。幸せだと思う。自分で、心が浮き立ってくるのが分かる。折角の機会だから、この試合がサッカー史に残るような名勝負になったら嬉しい。最高だ。

 1時前には、席に着いていましたので、アルゼンチン・ナイジェリア、両国の選手達の練習も充分楽しみました。ヘディングだけのリフティングやそのキャッチ・ボールに魅惑されました。

GKというのは、ボールをキャッチすると言うより、ボールを吸い寄せるといった感じです。いや、ボールが吸い寄せられるという表現が正しいような光景でした。

野球の試合を観戦する時も、試合だけでなく、その前の練習を見るのが好きな僕には有意義でした。

1430分、試合開始です。スタジアムは歓声一色です。が、8割はアルゼンチンの応援なのです。それは義侠心からすると許し難く、私はナイジェリアを応援することにしました。

 世界中の男共(この頃まではサッカーは男の観戦するもの、血眼になり、時には大乱闘から死者が出ることすら珍しくなかった。フーリガンという言葉が幅を利かせていた。)が、夢中になるスポーツの原点を見た。野球とは根本的に違うぞ。世界一と評される男の、一番の見せ場を見たのですから大満足でした。言い古された表現をすれば、興奮のるつぼと化した鹿島スタジアムでした。

が、得点シーンを沢山みたい私には、もう少し、もう少しのシーンが多すぎました。お互いに2.3点得点する試合だったらもっと楽しかったでしょうね。ボルテージが上がって→下がって→ため息の繰り返しでしたね。

ノーアウト満塁から点が入らないドラゴンズと較べてはアルゼンチンに失礼でしょうか。

席の廻りには大勢のアルゼンチンの人が居ました。

お互いに言葉は全く理解出来ないのですが、得点時と最後の別れの時には、「良かったね」「まず第1関門突破ですね」「おめでとう」と声を掛け握手をしました。試合は、アルゼンチンの絶対的ストライカー、バティストゥータが、コーナーキックに併せてヘッディングでネットを揺らせました。1-0で勝ちました。3.4列後ろにはロイヤルボックスがあり、FIFAのお歴々やら長沼会長、ジーコの顔を見ました。ダブルのスーツに身を固め、なかなかよく似合っていました。ワイングラスに注がれた、赤ワインを美味しそうに飲みながら、談笑している様は立派な「サッカー貴族」でした。憧れちゃいました。

 ワールド・カップには、なみなみと注がれた赤ワインが似合います

                                                      2002/06/03

                                                   

追伸

一番大切な宝物は、チケットの半券です。(数年前まで机の上敷きの間にはさんであったのですが印刷が余りよくありませんでした。色が褪せ、ボロボロと落ちてきてしまいました)小学校時代からサッカーをやってきたとはいえ長男・統の口からベルギーやロシアの選手の名前が次から次に出てくるのにはビックリします。我々の中日の、巨人の選手の顔と名前を知っているのと同じ事だと思いながらも、FIFAワールド・カップのすごさを思い知らされます。

                                      

                                                    

2006年(平成18年)   ドイツワールドカップ 大会   ジーコジャパン

サッカーワールドカップの23人の選手の選抜についての雑感です。

読み流してください。 ジーコさんに物申すなどという気はありませんが・・最年少が24歳という事実をどう考えますか?素朴な質問です。小野を除くとアテネオリンピックに出場した選手で今回のワールド・カップの23人枠に選ばれたのは一人だけですよ。DFの駒井だけです。

必勝を期すワールド・カップだからこそ「育成よりも今の実力」を「貢献度」を選んだのだと思います。が、これには頷けない。今は盛りの選手ばかりですが、「4年後に残る選手」と言われて誰がいますか・・・!!!

反対にトルシェの日韓ワールド・カップに出場して今回もという選手は沢山います。中田、中田浩、稲本、宮本、川口、楢崎、福西、サントス、柳沢そして小野です。つまり、半分は前回を経験しているのですよ。

でも、ジーコを悪くは言いません。批判もしません。

彼は偉大なカリスマ性を持った指導者だからです。

日本のサッカーにとって彼の言動は律法であり預言者だからです。

彼は常々自分を凌いだ偉大な選手は後にも先にもペレ一人だと言っている。

ペレは素晴らしい。彼は全ての面において何者をも寄せ付けないカリスマ性を持っている。私は彼の下だ。

一方、他の談話では、雑誌の記事では、サッカーの神様はペレだけだ。と言っています。つまり、自分は二番目の神であるということです。彼を信じて戦う以外に方法はありません。

が、その死角みたいな処を探すと、4年前の選手をそのまま平行移動+トルシェに嫌われた中村+エコノミー症候群の高原が全てということになる訳です。

この四年間の集大成がそれであれば◎ですが、・・・・・

平山を出して欲しかったとまでは言いませんが、大久保、松井、阿部、茂庭の内2人は入れて欲しかったというのが私の、天の邪鬼のサトウの主張です。

前々回のフランスのようなこともあります。試合はやってみないとわかりません。が、楽天がリーグ優勝すると考える野球ファンは一人も居ないだろう。幾ら仙台の伊達バカどもでも・・・。(私は中日が優勝すると思っていますがね・・)

予選リーグを突破出来なかった時、日本のサッカー界には何が財産として残るのでしょうか。もぬけの殻になってしまいます。

今回の突破ははっきり言ってむつかしいですよ。前回が恵まれすぎていた組み合わせだとするならば、今回は余りにもむごいと思います。限りなくゼロに近いと思います。

勿論、組み合わせが悪いから23人を4年先を見越して選ぶべきだというようなことを云いたいのでもありません。

 腰を入れ直して、大きく深呼吸をして、応援を考えようということです。

WBC(WORLD   BASEBALL CLASSIC)の準決勝戦の時は丁度お彼岸だったので、オヤジの位牌に向かって般若心経」を唱えていました。福留が代打に指名された時の事です。今度は生き神様の観音様でもご開帳しないといけないかもしれませんね。

これ又、度胸と決心がいります。

ご意見をお待ちしております。

註   

準決勝は韓国との対戦でした。予選を通じて2連敗中だっただけに負けられない一戦でした。トメが2ラン・ホームランを打ち0-0の均衡を破りました。勿論初代チャンピオンに輝きました。2代チャンピオンにもなりました。

                                                   平成18年5月16日

 初戦はオーストリアと対戦する。前半中村俊介のクロスで得点を挙げた。決定的なチャンスに何度も恵まれながらも得点出来なかった。後半最後の6分で3点とられてしまった。真に悪夢の6分間だった。

クロアチア戦には勝つことが、勝ち残る必要十分条件だったにも拘わらず、0-0の引き分けに終わる。最終戦の相手国ブラジルはジーコ監督の母国である。世界を驚かす試合をするのだという意識で望んだが、玉田が先制するもブラジルとの力量の差は明らかだった。1-4で負け、1時リーグ敗退となる。試合が終わった後、中田がピッチに倒れ込み悔しさを噛みしめていたのが印象的だった。彼はこれを機会に現役を引退した。

決勝戦はイタリアとフランスの欧州勢同志の戦いとなり、下馬評通りイタリアが勝ち優勝しました(4回目)。

 

2010年(平成22年)   南アフリカ大会    岡田ジャパン(第2次)

 ジーコの後、田淵会長は「オシム」を日本代表監督」に任命した。ユーゴスラビア出身。選手としても監督としても十分の資格を持っている。期待は高まっていたが、2007年、心原性脳梗塞で倒れ半身不随状態となり、監督の継続は不可能となり、急遽岡田武史が後任監督に指名された。1997-1998年のフランス大会でも指揮を執っています。2回目の日本代表監督です。

06月14日

日本はカメルーンと対戦

番狂わせ、飛んでもない救世主でも出てこない限り全敗(?)で予選リーグ敗退だろうね。誰もがそう思っていた。ところが、初戦のカメルーン戦で勝ってしまいました。中村俊輔を外したこと、キーパーを楢崎から川島に替えたこと、本田を中心としたチームとしたこと等、直前での監督による大改造が功を奏した。それにしてもよく勝ちました。世界中が驚いています。アフリカNO1 ですからね。エトーを封じ込めました。

岡チャンガンバレ!!てのひらを返したように応援しました。

6月19日

軽くみていたオランダも容易ならざると厳重な警戒態勢を強いた。ドイツがセルビアに、スペインがスイスに、フランスは2連敗・・イングランドは2連続引き分け。サッカー王国の欧州全体に調子があがっていない。本気になられたら勝ち目はない。本田は去年までオランダで活躍していたが・・・。

1-0で惜敗しました。が、デンマークがカメルーンに2-1だったので、得失点差で日本有利です。デンマーク戦は、引き分けで16強です・・・私達はそう思っていましたが、岡田監督は、選手は勝ちに行くつもりでした。

6月25日

0330分デンマーク戦が始まる。カメルーン戦は途中で寝てしまっていたので今日はしっかりと観戦しました。前半に本田と遠藤の芸術的なFKで2-0です。一方的に押しまくる。後半PKで一点を取られるも42分本田・・岡崎で追加点をする。3-1で快勝です。本多の無回転シュートが芸術的にゴールを割り、ネットを揺らしました。素晴らしい試合です。試合後の本田のコメント、岡田監督のコメントがふるっているね。「我々の目標はここにはない。」

「まだ喜べない。この大会ではもっと先に行ける」と話す。

海外の報道も「日本の守備は勇敢で、攻撃は滑らかで創造的」などと伝えた。

露「ホンダが疾走」

英「ライジング・サン」 

海外メディアが日本を絶賛

06月29日

16強に勝ち残りトーナメント戦で、パラグアイと対戦しました。前半・後半0-0,延長も前半・後半0-0,120分を戦い抜いてPK戦になりました。

残念ながら時に利あらずして敗退しました。日本中が泣きました。感動の渦に吸い込まれました。よくやったよ。[駒野」がPKを外したときには日本中が震えた。・・・残念でした。

7月9日

1ヶ月余に渡ったFIFAワールド・カップも最後の試合になりました。オランダは決勝戦まで勝ち残りました。

スペインががドイツを破り決勝戦に進出。攻守で完全にドイツを上回りました。オランダと欧州どおしで激突です。私達は当然、オランダ贔屓です。私はどちらかというとオランダを、NETHERLANDS を応援していました。

それにしても壮絶な決勝戦でした。オランダはロッベン以外に走り込む選手がいなかった。

後半のロッベンの独走を阻止したスペインの選手の行為は絶対ファウルですよね。完全に手が出ていました。

それにしてもスペインのパスワークは素晴らしい。ただ、その一言に尽きます。

延長後半8分スペインのイエニスタ(2018年ワールド・カップ終了後、ビッセル神戸に移籍してきます)のシュートがゴールのネットをゆらしました。彼も落ち着いていました。キーパーもよく反応しましたが、残念でした。或る意味では力負けでした。あと7分守り抜けば延長戦だったのですが、力尽きました。

面白いFIFAワールド・カップ2010でした。

世界中が大騒ぎをするサッカーの面白さが少しだけ分かってきた。

岡田監督のエピソード

中日新聞の中日春秋から(平成30年5月31日)

救命ボートに、全員は乗れない。操れるのは船長ただ一人。あなたが船長なら残る乗組員を指名できるか。幸運を祈りつつ自ら海に飛び込むか、全員残って運命をともにするか

この倫理をもふくめてめぐる問いに

「残る人を指名する。僕が船を操って一人でも多く助ける」と言っていたのが、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会の岡田武史元監督だ。「それが僕の仕事。たった一人で全責任を負う。逃げ出したくなるくらい怖い」とも。三浦知良選手(1998年FIFAワールドカップフランス大会)を切った人である。選手を選ぶ監督の孤独と重圧を伝える言葉だろう

 カラオケの大好きな人です。そして得意の歌は「イルカ」の「なごり雪」だそうです。いつだかイルカ本人が「俺の方が上手だろう」とマジで言われたと話していた。

その顔貌の特徴は度の強い近視眼鏡と典型的な出っ歯です。意識しないと口がつむれないのじゃないと思える程の出っ歯です。音がチョット洩れますよね。

 

2014(平成26年)  ブラジル大会  ザッケローニジャパン 

期待ばっかりでその中身は「気体」だけだった。

始めから本田の言動に懐疑的だった私の主張が正しかっただろうとはいわないが、固定概念を打ち破るのは難しい。

6月13日

開幕第一線は、ブラジルとクロアチアでした。勿論ブラジルが勝ちました。主審は日本人の西村さん。クロアチアのDFのコンタクトに対してファウルを宣言し、PKを与えた。これが世界中に物議を醸し出している。シミュレーションとしてブラジルのファウルだという判断もあり得る。が、コンタクトがあった事はあった。

6月15日   コート・ジボアールって象牙海岸のことですよ。

日本はコートジボアールと初戦を戦いました。前半本田の左足で先制するも、全体的に押され気味、後半、向こうはエースドラクラを投入すると2分間の間に2点取られてしまう。精彩を欠いていました。シュートの本数も8本と20本の差がありました。ボールの支配率も6-4ぐらいでススね。悪夢の逆転負けに終わる。香川真司は呆然としたような表情を浮かべていた。次はコロンビアに負けたギリシャとの対戦です。ここで勝たなければ敗退が決まります。イエローを貰った選手は全部外す。本田も外す。悪夢と評するようでは自分たちに甘えがある。よくぞ1点取れた。失点も2で終わったと言うべきだよ。

本田は甲状腺機能亢進症の手術を受けたようですね。陽から聞いていた。がその精神症状というのには反対だ。楠美からもその話しがあった。

6月20日

ギリシャとの戦い。ザッケローニの機能不全   選手交代の化学反応が起きなかった。

4kテレビで見ましたよ。最初から最後まで応援しましたが、0-0の引き分けに終わる。不発でした。ボールの支配は70%、シュートの数も++なれど決定機にネットを揺らせることは、枠を捉えることは出来なかった。コロンビア戦が残っているが、ランキング6位、他力本願である事から終焉を告げました。

ギリシャは完全に守りに入った。10人だから誰にも臆することなく守りに入った。その堅守の扉をこじ開けることは出来なかった。残念無念でしたね。攻撃のバリエーションということだろうが・・・。惜しかったね。日本はしゃかりきになって攻撃した。しかし、眼の覚めるような速攻はなかった。大久保の左からのシュートは時間をネジ戻してでも入れて欲しい。内田も惜しかったね。勝てる!!勝たねば!!という強い想いが却って今度は重荷だったかなぁ

あれこれといちゃもんをつけて真剣に応援しない己の天の邪鬼さに呆れかえっています。チョット情けないね。

元寇、桶狭間そして日ロ戦争の日本海海戦のように勝利が転がり込んでくると思っていたのが、情けない。そんなに世界は甘くなかった。

5大会連続ワールド・カップ出場の心の奢りがあった。油断があった。

この4年間のザックジャパンはよく頑張りましたよ。唯、彼は冷酷な指揮下にはなれなかった。本田・香川・を外す勇気を持たなかった。ギリシャは一人退場になった。前半の早い時間に・・・。ここは完全に引き分け作戦に出てきた。その牙城を崩せなかった。

ワールド・カップ出場も一番で決めたはずだよ。それなりにトレーニングを積んできたよ。最後のコロンビア戦をガンバろうよ。

6月25日 0500からコロンビア戦

2選級の、2軍相手に全くいいところなし。・後半ロドリゲス・マルティネスが投入されて化学反応が起きたコロンビアの思うががままにされる。それでも応援したよ。

応援しました。前半20分、今野が反則。PKを蹴り込まれる。1-0です。が、よく粘って、additional timeに漸く、岡崎が得意の低い位置のへーディイングで同点とする。この時点でギリシャは1-0で勝っている。日本が後半得点して逃げ切れば、決勝トーナメントかと思ったが、・・終わってみれば4-1で完敗です。

後半、コロンビアが投入したロドリゲスにいいように振り回されました。一瞬をついたカウンターにやられました。絶対に得点出来る場面になればなるほど枠を外しました。ギリシャ戦の大久保、内田、今日の香川、呪縛にかかっている。こんな時、権藤(中日の投手・コーチ・横浜の監督)の言葉が思い出されます。

今の若い子はコーナーを目掛けて投げろといっても無理ですよ。コーナーを狙うと真ん中に入ってしまう。真ん中を狙えば、コーナーに散る。

これが今の時代の基本です。お願い、枠の真ん中を狙って!!

総括

FIFAのランキングは正しい  何時から、どうして今回の日本チームに対して異常な、過大な期待が集まり始めたのですか。 淡い期待は誰もが抱きます。それは当然ですが、それは我々のレベルであって指導すべき達の人達は、マスコミは厳しく・正しく・・

去年のコンフェデレーションカップでも全く歯が立たなかったのをどう判断したの! 確かにアジア予選は世界最速で通過し最初に出場枠を手に入れました。それだけです。

ノモンハンの敗戦をひた隠し、世界最強の「大日本帝国軍陸軍」の強さを誇示したのと変わるところがない。

本田・香川・・そして大久保を出し続けた誤りだね。

6月30日

コロンビアは8強に残る・・ロドリゲスが絶好調5ゴールである。ギリシャはPK戦で負ける。ブラジルもPK戦で勝ち残る。

小柄な日本人に勝ち目はないと勝手な言い訳を考えていたら、平均身長が170の前半のチームがありました。国の名前書き忘れた。

7月3日

8強が揃ったが、そのうち7チームがFIFA20位以内である。そして、8チームすべてがリーグ戦を一位通過している。アフリカは去った。ドイツ・オランダ・フランス・ベルギー、中南米では・ブラジル・アルゼンチン・コスタリカ(28位)・メキシコ

番狂わせはスペインとポルトガルの予選負けである。

7月5日

コロンビアはブラジルに2-1で負けました。但し、ブラジルもネイマールが骨折で登録抹消される。ドイツがフランスを破り、4大会連続4強です。

7月6日

オランダPK戦でコスタリカを破り、アルゼンチンが??を破りました。

残ったのは欧州2国と、南米2国です。

7月13日

決勝戦はドイツとアルゼンチンで争われドイツが1-0で勝ちました。4度目の優勝です。

 

2018年(平成30年)   ロシア大会  西野ジャパン

 

日本は1998年のフランス大会以来、2002年日韓共催、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会そして今回と6大会連続出場です。いやがうえにも期待値が上がっています。が、ハリルホジッチ監督になってから余り調子が良くなかったようです。そして暗雲を吹き払う最後の手段として監督の電撃解任をしたようです。今年の4月にハリルホジッチ監督を解任して、西野朗技術委員長を次期監督に指名し運命を託した。余りの突然のことに、サッカーの世界のお家芸だなぁ。それにしても時間が無い。立て直せるのかなぁ?取り敢えず、欧州勢を多く招集しました。本田・岡崎・香川などです。

註  1

1995年 アトランタオリンピックでブラジルを破り、J1ではガンバ大阪の黄金期を築きあげた。J1通算勝利数トップである。

 

6月19日(火曜日)  2100   対コロンビア戦

4年前に1次リーグの第3戦で戦いました。善戦していたのだが、後半交代出場したロドリゲスにいいようにあしらわれ、1-4で負けた相手です。唯一の光はロドリゲスが怪我でベンチスタートだということです。テレビの前に座っては観戦出来ないので、アクトスのルームランナーをまわしながら応援しました。

開始早々、香川のシュートに対してハンドの反則を犯した。PKの権利を得、その選手にレッド・カードが突きつけられた。香川がPKを決めて1-0です。4年前の宿敵ロドリゲスがいない、数でも有利(11VS10 サッカーは7人まで認められている)、点差も1-0,FIFAランキングでいえば、これでイーブンです。前半37分、香川がファウルととられFKを決められる。1-1で折り返します。

後半は、絶対的に日本が押していました。ボール支配率も、シュート数も、パスも・・

満を持して本田を投入です。香川を下げました。本田のCKにFWの大迫がヘッドであわせました。2-1突き放しました。その後も責めまくって勝ちました。

真に大番狂わせでしたね。GIANT KILLINGって言うのかな!

本田を後半途中まで使わなかったのがよかった。

次戦は本田と川島をベンチで使いましょう。川島にはあのFKは止めて欲しかった。

吉田は長髪のマリノスの中澤を思い出させる大活躍でしたね。

大迫の華が漸く咲きました。

「大迫半端ないって!!」動画を貼り付けておきます。翌水曜日、武田のMRさんに教えて貰いました。

サッカー観戦についての私の私見

サッカー観戦ははっきり言って疲れる。肩が凝る。休む暇が無い、あれは娯楽じゃないね。

その昔(Jリーグが始まった頃 1992年)なかにし礼がこんなコラムを書いていた。

J-リーグが始まった。観戦するのが楽しみである。が、観戦するには準備がいる。テレビの前に座って観るためには入念な準備がいる。まず畳み2枚分のスペースを確保する。専用の絨毯、マットがあればベストだ。ビールとコップを用意する。おつまみもだ。メモ帳も必須だ。そして始まる前に必ず排尿しておかねばならない。事前の準備はこれくらいだ。ハンディフォーンも手元に置く(mobile phone は普及していなかった。多分肩掛けか車載の時代)

「何が言いたいの!!お前は?」と尋ねる人はテレビサッカー観戦歴が少ない人、或いは興味の無い人。「その通り!」と相づちを打つ人は「苦い経験」をした人。ビールを取りに行った隙に、電話に出た瞬間、用を足しているその時に決定的瞬間を迎えてしまった。目が離せない。何時何が起こるのか見当がつかない。その点、野球観戦は余裕がある。攻守が交代する時間がある、相手チームの攻撃の時はリラックス出来る。ゆっくりビールを飲み、話が出来るのだ。

一番フェアーなスポーツは野球である。お互いに同じ攻撃の機会(9回)が与えられる。そして9人揃わないと試合が成立しない。退場はあるが、必ず代わりの出場が認められる。

「スリーアウト」→「チェンジ」の大原則のフェアースポーツなのだ。観ていていてもメリハリが利いていて気分の転換がしやすい。野球の方が楽しい。

 

私の言いたいこと(4年前にも同じ事を書いている)

何故、本田が嫌いか!!嫌いではないが、評価しないか?それはこの考え方からです。

彼に対する評価はこれまでの2回のワールド・カップで3得点、日本人では最高得点と言うことです。そしてあの芸術的軌跡を描く無回転シュートに対する称賛ですね。

ここからが野球とサッカーの差違です。野球には失点が個人に記録されます。失策も記録されます。野選も記録されます。が、サッカーにはそれがない。彼のシュートが美化されすぎている。言いたいことは分かったと思いますが、本田のパスミス、勝手極まるパスを相手チームに見破られインターセプトされて何度失点したことか!!

つまり3勝10敗ぐらいの選手だと言うことです。昨日(19日)の試合でも一回ありました。残念だが、彼には試合の状況を大きく俯瞰する能力が無い。その点中田は素晴らしかった。「世界のキラーパスの中田」だった。時速32キロで全力疾走しながら誰からどこからパスが来るのか、或いはどこへ出せばいいのを判断する能力があった。それをファンタジストと呼ぶ。

私の友人達の感想・・サッカーを知っている友ではありません。山岳部の友人です。

N氏の感想

最近はサッカーあまり見てなかったので、半ば期待しないで見てましたが、やはり世代交代と言うかフォワードの乾、大迫がいいですね。

そこに香川や長友のベテランが入り、チームとしてまとめている。香川のパスも、本田では取れないのを乾がシュートした(パラグアイ戦?)

 本田は、かってはそのシュート力は、キックする力は欧米人並みの力を感じましたが、何せこの頃は反応が鈍い。でもコロンビア戦のコーナーキックは良かった。ああゆう使い方ならできますね。

 最後にあえて言うなら、今の日本の柱は長友ですね。あの運動量、攻撃から一転守備に廻る切り替えの良さ、彼無くして守備は持たないと思います。「アモーレ 長友」ですね。

 

八戸のクロからの感想

涙が流れましたね。

本田のコーナーキックから得点が生まれたのは、ヘッディングの原口(誤り、大迫)でしたか、彼が上手かった。勝ちました。

それが全てとは言いませんが、セネガルでしたか、アフリカ勢が、ヨーロッパ勢にもあるいはそれ以上のパーフォマンスを有しており、難敵です。勝てたら凄いことです。

日本のサッカーの転換点かも、イニエスタも来るし!!

 

新潟県の堅からの感想

そうなんですか。十円さんは野球だけじゃなく、サッカーも詳しいのですね。

そんなにきちんと見たことはありませんでした。

といっても、スポーツニュースぐらいしか見ないんのですが。

こちらでは何と言っても新潟県出身の酒井高徳(ゴウトク)が出るかどうかが勝敗の次の注目点ですね。

 私はサイドバックの長友が活躍すると嬉しいです。

結論

サッカーが好きで応援しているのではなくて、日本を代表して戦っている選手を応援しているのだ。オリンピックと同等の扱いを受けているFIFAワールド・カップに熱狂しているのだろう

                                   平成30年6月23日     脱稿

「大迫半端ないって」は今年の流行語大賞ですね。きっと

6月25日 0000   対セネガル戦

残念だったですね。勝てた!!

2連勝で16強入り出来たのに・・・悔いが残るが、それでもあの身長差を克服して2-2の同点引き分けだからたいしたものです。アフリカ人のあの身体能力を考えると、努力の国民・日本人の及ぶところにはあらずと半ば諦めもあった。コロンビアに勝ったのだからという期待値とあの巨大で精悍な黒の軍団には、歯は立たないだろう諦めが有った。それ故に応援するのだ。

活躍して欲しい(活躍すると期待している)長友と乾の2人で1点目を取りました。前半37分です。長い縦パスを走り込んだ長友が芸術的なレシーブをしました。そして乾への絶妙なパス。受けた乾(169CM 野洲出身)も冷静にゴール右端にたたき込みました。1-1で折り返した。1-2となった後半30分、本多を投入したことによって化学反応が起きました。乾からのゴールラインギリギリのところからクロスが出る。岡崎がダイビング・ヘッド・シュートをフェイクで演じる。キーパーはそちらに目を奪われた。が、その日の立役者はその後ろにいた。本多がチョットだけ浮き気味のボールを充分にコントロールして値千金のシュートを放つ。ネット揺らしました。

3大会連続ゴールです。合計4得点も日本人最高です。見事な連係プレーでした。

これで2-2の同点です。

こんな、シーンも記憶に残っています。同点になる前です。芝崎がゴール前右サイドからクロスにボールを出した。全くノーマーク状態でした。大迫が走り込んでいました。しかし、大迫が脚をあわせることが出来なかった。この瞬間は入ったと思ったのですが、するりとくぐり抜けてしまいました。残念でした。

 逆風は大好物

本田の口から遂に出ました。彼独特の「BIG MOUSE」発言。

「僕はね、わりと叩かれるの本当に感謝してる部分がある。」

逆境、逆風は大好物。だから、矢面に立つのは僕だけでいい。

サッカー界の停滞は、イコール退化だ。変化、進化し続けないと勝てない。

 

最終戦までもつれ込みましたが、それは当然。第3戦がこれまで以上に楽しみになってきました。対戦相手のポーランドは2連敗で敗退が決まっている。きまっているだけに「窮鼠」を案じなければいけない

                     6月25日   午後3時

 日本 1次リーグ2位で通過 

決勝トーナメントベスト16ではベルギーと対戦

 すっきり・爽やかな1次リーグ突破ではありませんでした。
第3節 日本はポーランドと、コロンビアはセネガルと対戦しました。28日午後1100分同時にキックオフです。日本は勝つか引き分ければ一位通過です。前半45分が終わって両試合とも0-0です。後半が始まりました。完全にポーランドが押し気味です。後半14分、フリーキックからのセットプレーで先制される。0-1です。向こうは0-0の均衡です。このままだと日本は敗退です。テレビの解説者は何度も、何度も悲痛は声で訴える。そんなこと分かっている。黙って応援しろ。が、29分頃コロンビアが得点する。1-0でコロンビアがリードです。このままで行くと、勝ち点、得失点差、共に日本とセネガルが並びますが、フェアープレーポイント(最近始まった制度ですか?)で日本が2位です。アナウンサーも突然元気になる。37分西野監督は長谷部を投入する。その本意は今の状況を他の10名に納得させることです。リスクを負って攻めるのを止める。ポーランドも1次リーグ敗退が決まっているとはいえ、不用意にせめて逆襲されて同点にされては溜まりません。両チームの思惑が一致してお互いにボールをパス・まわしにして10分 15分を過ごしました。会場はものすごいブーイングです。ブーイングの嵐の鳴り響く異様な雰囲気に感情全体が包まれている。でも耐えました。負けている方の日本が突然攻撃を放棄してしまった
世界中から叩かれました。

「汚い“フェアプレー”の日本代表」

「あの10分間で日本のイメージは失墜した!」仏メディアは不誠実な西野ジャパンに総スカン!

「これは悪いイメージです!」
「恥ずべきことです」
「パロディーだ」
「スポーツマンシップに反する」
「フェアプレー精神に欠けます!」
「ワールドカップでは前代未聞ですよ」

勿論好意的な論評もありました。勝負事は勝つという目的のために手段は選ばないというマキャヴェリズムで消極的プレーに理解を示し、西野監督の技量を高く評価する意見も沢山ある。

ベルギーに勝つと次は多分ブラジルである。ベルギーとは2002年の日韓共催の1次リーグで対戦して引き分けている。ブラジルには国際Aマッチの試合では一度も勝ったことがない。勝ったのは1995年のアトランタオリンピックの1次リーグだけ。その時の監督が西野さんです。
こうなったらベルギー、ブラジルと世界の強敵を蹴散らして快進撃だ。
薄汚い手段で勝ち残ったと陰口をたたく隣人達に目にものを見せてくれようぞ。
                     2018年6月29日

西野監督

 「俺だって記者ならこう書くさ」

 「全ての批判は俺が引き受ける」

「ベルギー戦はここにいる一人一人のものだ。」「パッーと心を求めたら従ってくれ」

「それが出来るから それが許されるから 君達はここにいる」

この記事を読んで、私は彼は岡田監督と同じ境地に立って采配を振った。そして、振るのだと確信した。

「2010年 南アフリカ大会  岡田ジャパン」の中の「岡田監督のエピソード」を参照して下さい。

                                 2018年07月02日 1900分

                       

07月03日     0300  キック・オフ(日本対ベルギー)

 

日本-ベルギーの激闘

日本は1次リーグ、第一戦と同じメンバーが先発しました。

 前半0-0で折り返す。全く互角です。欧州の赤い悪魔にひるむことなく、勇猛果敢に責め立て、しっかりと守りました。後半が始まりました。

3分、原口が芝崎からの縦パスを受けそのままドリブルで持ち込みゴールする。日本列島が湧きました(想像であると共に確信)。続いて、7分、今度は香川からのボールを受けた乾が、ゴールの右隅に無回転シュートを見事に決める。2-0です。勝ちを確信した。統にも、楠美にも喜びのメールを打つ。絶対のベスト8だ。しかし、24分、ヘッディングのループシュートがキーパー川島の頭を越しゴールとなる。2-1だ。続いて29分、選手交代した長身のフェライニーがコーナーキックからのボールにあわせてヘッディングで得点。2-2の同点です。まさかのまさかはアディショナルタイムに襲ってきました。4分のアディショナルタイムも終わる直前である。本田のFKを好捕してからのカウンター攻撃で3点目を取られる。

楽しい夢を見た。白昼夢だったが、楽しい2時間でした。

FWルカクをマークしたDF吉田麻也がボールをクリアするたび「奇跡だ、ブラボー」などとくり返した。

最後は後半アディショナルタイムにカウンターから決勝ゴールを献上した。日本を沈めたカウンターは、わずか「7タッチ」で「9.35秒」だったことをスペイン紙が紹介。「スピードに乗った赤い悪魔を止めるのは不可能」と称賛している

後半終了間際。日本のCKから転じたベルギーのカウンター攻撃。デブルイネが中央を猛スピードのドリブルで駆け上がってきた。「全速力で追いかけたのに、追いつかないスピードだった。気が付けばゴール前にいた」。シャドリがシュートを打とうとしたところにスライディングしたが、ボールは伸ばした足の先に行く。

友人に送ったメール

よくやった。刀折れ、矢尽きての戦いでしたね。

勝ちたい

勝った

というところまでいったのですが、

最後は力負けしました。

良い夢を見ました。

2-0になった時は「これでベスト8」を確信した。

原口が、乾が素晴らしかった。野辺地出身の芝崎は聞きしに勝る大活躍

ループシュットを決められ、ヘッディングで同点。

延長かと思わせたロスタイムの最後にカウンター攻撃で

散華しました。

最後の最後の瞬間まで前を向いて戦った姿が一番印象的でした。

                            7月3日  1000

「赤い悪魔」そのものですね。

ベルギーにはブラジルを破って欲しい。

そうすれば優勝です。

早朝の敵は明日の友人です。

                                   1200

 

7月5日     木曜日   帰国記者会見       雨・雨・雨

 

ロシアから帰国した日本サッカーチームの西野朗監督・長谷部誠主将の記者会見

一時間も真摯に質問に答えていました。

 「99%の満足感と、1%の後悔」

「1%の後悔を残りのサッカー人生と、のちの人生につなげていきたい」

代表で歴代5位となる114試合に出場してきた。もう青色のユニホームに袖を通すことはない。13年間日本代表を務めてきた。そのうちの7年間キャプテンを務めた。2010年の南アフリカのワールド・カップ大会以来、3大会連続日本チームのキャプテンを務めた。これまでにも何度か彼の記者会見のNEWSを聞いたことはあるが、どちらかというと、いつも100点満点の答えばかりだった。しっかりと答えているが彼の顔が見られないという印象を懐いていた。が、実情は大いに違っていた。

合宿中、試合中、日常生活でも選手にずけずけとものを言い、要求をしてきた。

サッカーをこよなく愛し、日本にサッカーが根付くように頑張ってきた事が言葉のハシハシに感じられました。その姿が印象的でした。「ヒデ」とは違うサッカーの新しい顔ですね。スターではないですね。

今、日本で一番格好いい男ですね。

引退してもありきたりのスポーツキャスターにはならないで下さい。ましてや、お笑い芸人の仲間なんかに入っちゃダメだよ。

端正な顔貌、太いまつげ、相手の心を射貫くような黒い瞳、相手の言うことをよく聞き、そして自分の意見をきちんと述べる態度、溢れる自信  ナイスガイですね。

二番のナイスガイは?それはタカサンですよ。

註   

私の常套句は「人生は99%の錯覚と1%の真実だ」

やっぱり、長谷部の方が格好いいね。

 

07月07日(土曜日)       0300

ベルギー対ブラジル(ベスト8の対決)

実は寝過ぎてしまいました。起きたらベルギーが、2-0で勝っていました。前半はそのままです。

これまで最少失点のブラジル(FIFAランキング2位)と最大得点で、全勝(引き分けナシ)のベルギー(FIFAランキング3位)の激突です。なんと欧州予選でも負けはありません。そして、注目は世界のスーパースター、ブラジルのネイマールです。後半、ブラジルは猛攻を仕掛けます。30分過ぎ、長い縦パスにネイマールがヘッディングであわせます。ネイマールは全力で走っている。その彼にあわせてパスを出す。狙ったの。それとも偶然?。兎に角1点差に追いつく。ブラジルの応援団は勢いづく。が、今度は長身揃いのベルギーのDFが立ちはだかる。こうしてロスタイム5分もベルギーが凌ぎきる。ベルギーベスト4.ベスト2を目指してフランスと対戦することになった。

今更であるが、日本がベルギーと延長戦に入っていれば、結果としてベルギーに負けたとしてもベルギーに引き分けを記録させること出来た。今更ながら、あの30秒が惜しかった。

昨日の敵は今日の友である。ベルギーにはこのまま全勝で頂点に立って欲しい。

                                    7月7日   午前5時20分

延長戦の末、勝敗がついたとしてもサッカーの記録上は引き分けである。サッカーは勝ち・負けを決めるゲームではない。「引き分け」を狙ったスポーツである。

 

07月08日(日曜日)  

 西日本大豪雨(九州から岐阜までを襲った。死者、安否不明者あわせて140名近い)

八百津町は、我が家のバケツ簡易アメダス(ダメダス)では300ミリ+α(4日から8日)結構降りましたが、豪雨でも大雨でもなかった。

隣の川辺町・七宗町・白川は被害があった。岐阜市も浸水があり、長良川の堤防の門が閉められた。14年振り

7月4日

台風で九州・中国に、北海道で大雨。台風がなくなった後、再び梅雨前線が日本列島に座り込む。
近畿・関西・等で大雨。線状降水帯が発生する。九州北部豪雨から丁度1年です。朝倉市+大分県 
7月08日

4日から8日の朝まで降り続く。岐阜県全域に大雨警戒警報(記録的短時間大雨情報)蛭ヶ野では4日の降り始めから1000ミリを超え) 死者・行方不明はどんどん増える。お昼で、死者73+安否不明63めいになる。0558分愛媛・高知に大雨特別警報
広島倉敷市真備町は、高梁川と小田川に挟まれた地区である。後ろは山が控え、南と東は堤防に囲まれている。決壊したら水が抜けにくい。120年前にも同規模の水害の記録あり。降水量は多くなかった。治山治水が良くなかった。しかし、災害列島だね。日本は。四国では先月末からの総降水量が1500ミリになった地域がある。

私のエクセルのクロニクルで「豪雨」で検索してみました。

1982年(昭和57年)  7月23日  長崎大水害

梅雨の末期の大雨でした。愛知医大の看護学校で講義でこんな話をしました。寺田寅彦の名言「災害は忘れた頃にやってくる」を紹介して

1968年(昭和43年)8月の飛騨川バス転落事故の大雨のことを話しました。この事故が皆の記憶に残っているのは雨が激しいので乗鞍観光を止めて引き返していた。それでも余りに雨がひどいので路肩にバスを止めて避難していた。その避難しているバスに土砂崩れが直撃して100名余の犠牲者を出した。「天真白菊の塔」を建てて犠牲者を追悼した。そして全国の道路に雨量規制が始まった。私は8月なので帰省していた。車軸の雨とか、バケツをひっくり返したような雨だった。天が裂けたかと思った。

生徒達には「準備を怠ってはいけない」と話した。この豪雨で1時間降水量の日本記録を更新した。187MMの降水だった。

 

 

2000年9月  東海豪雨

東海豪雨が愛知県名古屋市周辺を襲いました。新川に住んでいる弟の家も浸水しました。五条川が氾濫したのです。栄生の当たりも何日も床下浸水でした。

2010年7月 

八百津・可児が線状降水帯による集中豪雨とそれによる土砂災害がありました。八百津で3名、可児で3名の死者。八百津町野上で山崩れがあり土砂で家が倒壊し3名の方がなくなる。道路向かいのタカサンの土地も土砂で埋まりました。菅総理が視察に来られ折には、私の土地に簡易テントを張り、菅総理の視察事務所としました。

ファミリーセンターへ非難した人も多かったようだ。須賀の高橋の脇の家も倒壊した。道路が寸断されているところもある。御嵩でも浸水騒ぎがあった。可児が一番ひどかっただろうね。八百津で3人、可児で3名死亡・・・。
魚住先生、大野先生、森田から電話を貰いました。黒滝からも、楠美からも安否を気遣う電話が来ました。

2012年7月  九州北部豪雨

7月12から14日掛けて熊本を中心に降りました。

2014年 8月 四国豪雨

台風11号のもたらした大雨でした。

2017年7月  九州北部豪雨

6日 昨日(5日)は福岡県と大分県で500ミリの雨(24時間) 福岡県朝倉市と大分の日田市 

記録的短時間大雨情報  死者も安否不明の方も結構ありました。が、八百津はどちらかといえば降水量は少ない。一昨日(4日)は 島根県です。梅雨前線の動きによって降る場所が移動する。
12日   一週間経っても収まらない。 「まさ土」土壌だったみたいですね。
  深夜の統計で死者27名、行方不明20名です。大災害です。安倍首相はG20で外遊中でした。
14日  小牧・犬山で120MM/1時間・・五条川が氾濫する。犬山城のシャチに落雷する。
      八百津は強い雨が1時間降った。水・木・金と降ったので水不足はなくなった。

 

さてさて本題に戻しましょう。

ベルギーの本当の力

(欧州の予選で無敗であり、今回のワールドカップでは全勝で勝ち上がっている。引き分けナシ)

 2018/07/08    日曜日    朝、雨上がる
                午後から晴れてくる。暑い30℃ぐらい。

朝の報道番組でこんな話をスポーツ・キャスターがしていました。
2週間前にも同じ事を言いましたが、左サイドからの本多のコーナーキックは右に曲がっていく(時計回りで9時の方向から12時)。GKは取り損なうといけないので通常はパンチングで行く。跳ね出す。ところがクルトワはキャッチに行った。キャッチしてカウンターを狙っていた。キャッチと同時にアザールは走り出していた。そこへボールを出した。日本の対応は一歩遅れた。全速力で走ったが追いつかない。ゴール右側からクロスが出されたが、川島の正面だったルクカはボールをスルーした。エゴが出るところだが、出さなかった。そのボールを受けたシャドリのシュートがネットを揺らした。
彼が指摘したのは前哨戦のスイス戦でも本多のコーナーキックからカウンター攻撃を受け、失点している。  コーナーキックへの対応も曖昧のままだった。そこの両チームの意識の差が出た。日本は延長戦を見据えていた。ベルギーはこの瞬間を待っていた。ベルギーはブラジル戦では他の引き出しから違う戦法を出してきた。

7月11日(水曜日)   ベルギー対フランス  準決勝第1試合

残念ながらベルギーはフランスに1-0で敗れてしまいました。勝ってほしかった。この試合は観ませんでした。

7月12日(木曜日)   イングランド-クロアチア 準決勝第2試合

サッカー発祥の地、イングランドが勝てば面白いなぁと思っていました。4時30過ぎに目を覚ましたら1-1のまま延長戦が決まっていました。

延長後半にクロアチアが得点して、2-1で勝ちました。

決勝戦はフランス-クロアチアです。

 

 

 

 

 

 

 

          

 

 

 

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