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ユズ君フィーバー世界を席巻する(2018年4月22日・更新)
「ゆず君」と「お・め・で・と・う」
羽生結弦 (23歳)
<<「ただいま」>>
ショート・プログラム(SP)演技を終えた銀盤上で彼の発した唇の動きは「ただいま」
<<ショパンのピアノ曲「バラード第1番」>>
もう何度も聴きました。ゆず君のお気に入り。しっくりと「心地よい」のだろう
この曲の「美しさと激しさ」は、ゆず君のスケートと呼応する。
3度世界記録を出した、まさに五輪勝負曲。「大好きな曲で滑ることができる」とこの日も喜んだ。演奏はクリスチャン・ツィマーマン(だそうです 音楽音痴の私が知るはずがない。但し、東日本大震災を東京で経験し、チャリティーコンサートも度々行っている。奥さんは日本人)
中日新聞記事から借用(4回転サルコー)
<< 2分30秒>>
四回転サルコーを完璧に舞った彼はもう自分だけの世界に没頭する。ジャンプはそのまま空に舞い上がるが如しであり、氷上の滑走は流れる音楽の如し
4回転トーループも空に舞い上がるが如しであり、流麗に流れ如きの着地。 ステップも切れ味が良い。
<< 111.68>>
最高得点は昨年9月、オウタムクラッシック 112.72
<<思わず出た言葉>>
「やった!!」「やった・やった!」
「ゆず君 君は勇者だ!」
<<「孤高の王者」 >>朝日新聞より
数々の故障の度に復活してきた羽生結弦 不屈の精神でカムバック
2018年2月16日(金曜日)
平昌オリンピック 男子・フィギュアスケート・ ショートプログラム
2017年111月9日
4回転ルッツを練習中に右足首靱帯と骨の損傷
2014年12月
尿膜管遺残症で手術
尿膜管は通常は出産後瘢痕収縮してしまう胎生期の遺物である。
それ以前にも、左足甲のレンランス靱帯損傷
ゆず君は人間に智慧がついて賢く(所謂クレバー)なる前のタイプの人間かも
私は泌尿器科医としてこれまでに(45年間)3例の尿膜管疾患を診察した。それほどに稀な病気である。
2014年11月
練習中に激突して頸に怪我をする。
<<2人だけに赦される言葉>>
「フィギュアー・スケートは穴の開いたバケツに練習という水を注ぐようなもの」という荒川静香の例えコメントを彼は、「穴は空きっぱなしむしろ底がないバケツでしょうか・・・」と言い換えた。
荒川静香
トリノオリンピック 女子フィギュアースケートシングル・金メダリスト
フリーの日(02月17日)から
日本中が、世界中が注目したこの日のゆず君の演技
フリー演技が終わった時 息の呑む美しさ 滑り終わった雄叫びを挙げながらも安堵の笑顔を見せる。ゆず君の体から感じた不思議な光
<<作戦は奏功>>
映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」に乗せ、冒頭のサルコー、続くトゥループはともに最大加点の3点を引き出した。 笙(しょう)の音がアリーナーに響き渡り吸い込まれていきました。そしてユズ君が舞い始めました。コスチュームもバッチリです。
『陰陽師』は夢枕獏の伝奇小説。 平安時代の陰陽師、安倍晴明の活躍を描く。
「安倍晴明」を狂言師の野村萬斎が演じ、親友の「源博雅」を伊藤英明が演じました。 音楽は梅林茂。
雅楽
篳篥(ひちりき)・ 笙(しょう)・ 龍笛(りゅうてき)を使う日本独特の音楽。
<<+1分50秒>>
後半の4回転トゥループが単発になったり、最後の3回転ルッツのバランスの乱れは、あれってひょっとして演技だったのかなぁ!
まさか!
何度もテレビジョンで見ながら、余裕を持ってそう呟いている。(少々祝杯に酔っ払いながら、書きました。顰蹙物かもしれません。ご免なさい)
フリー演技の順番が掲載されていた(中日スポーツ)
<<絶対王者>>
絶対王者」の真価が問われる後半の演技だったが、彼は自分が王者であることを示した。 <<神業か?それとも復元力が努力の賜>>
誰もが転倒、手をつくと思ったその瞬間にどうやってバランスを取ったのか!見事に完璧に復元する。
<<金メダル>>
SP 111.68 フリー206.17 合計317.85
金メダル(平昌オリンピック日本選手団第1号)
WR 330.43 2015年12月 グランプリファイナル
<<歓喜の渦>>
俗な言い方ですが、会場全体が彼の余りにすごい偉業を讃えます。くまのプーさんのぬいぐるみが沢山、江陵アイスアリーナのリンクに投げ込まれました。
<<右足首に感謝>>
演技が終わった時、彼はしゃがみ込み右足を両手で撫でて触った。そして右手で銀盤を4度叩いた。
その行動を問われた彼は、こう答えた。「右足に感謝です」「よく頑張ってくれた」となでました。「帰ってきたよ」とスケートリンクにも伝えました。
私達は、その右足を支えた不屈の心にも驚嘆し、感謝する。
<<あの笑顔を>>>
司馬遼太郎が人物を好意的に評する時に使っていた言葉がある。
「眼の底が痛くなるような眩しさを感じている。」
実際に感じた。
人間の極限の力かな?
<<言葉を動きにし、動きを言葉にする>>
受けた助言、自分のひらめきを言葉にしてノートに書留め、試しては修正する。「最大公約数と言っているんですけど、絶対見つけなきゃいけないポイント」を確立していく。言葉を動きにし、動きを言葉にする。
試合前の会見などでは「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くある」「クリーンに滑れば絶対に勝てる」「(金メダルを)僕が取ります」と、自らを鼓舞するような自信満々の言葉を発し続けた。
<<絶対ポイント>>
右足首が痛むのなら、その状態で技を決めるための「絶対ポイント」を見つける。
そして
「これだけ応援して貰える選手はなかなかいない」
「それに僕が答えようとしているからこそだとおもう」
<<孤独を愛する>>
いつも孤独を愛している。
同じ練習仲間練習場以外では余り遊ばない。一緒にご飯を食べることもしない。
<<不思議な魅力>>
不思議な魅力に包まれた人ですね。
ひょっとして、スマートフォンも持っていない??
<<律儀・謙虚・感謝>>
東日本大震災で仙台のリンクが使えなくなり練習場を求めて全国を転々とした。神奈川スケート・リンクも使った。昨年8月イベントの招待に応じて、カナダからやってきた。
<<怪我をプラスに>>
練習出来ない間、調整法を勉強した。それが良かった。
努力を怠らない。
<<辛かったことは何?>>
幾多の試練乗り越えユズは神になった!とは思わないが、試練を逆境を咀嚼・消化して自分の心の糧にしてしまう。東日本大震災と答える。あれ以上苦しいことも悲しいこともない。割とつらい時でも乗り越えられるきっかけになるのですよ。
<<通信課程の早大生>>
リンクを降りれば、通信課程の早大4年生。リハビリに役立つ論文や、記事を読みあさった。
2014年
<< ソチオリンピックの私の記録から>>
2月14日
三銃士の登場する男子フィギアーのSP(ショート・プログラム)の結果は羽生(19歳)が100点以上の世界最高得点でトップ。2位がカナダのチェン、高橋は4位です。
02/15日
羽生結弦
フィギアー男子で金メダルを貰いました。高橋は6位 町田は5位でした。素晴らしいですね。あの結弦君の笑顔がすがすがしいですね。
吸い込まれてしまいそうな美しさですね。男の、男性の美しさの極みみたいな感じを受ける。テレビの画面に釘付けになってしまいます。
本当に悔しくて 本当に驚きで ほんとうにうれしくって 意味わかんない!!
KOC(韓国オリンピック委員会)
金曜日の午後にSPを、土曜日の午後にFPを計画してくれたことに本当に感謝です。
十分に余韻を持って楽しむことが出来ました。
月に太陽を
韓国に名は体を表すという諺があるかどうか知りませんが,MOON大統領にSUMの送り物をすることが出来ました。SUMは勿論、ユズ君の男子・フィギュアー2連覇です。今ひとつ世界的な盛り上がりの欠けている平昌オリンピックが、これで後半の人気が高まり盛り上がるとと嬉しいですね。
文在寅(ムン・ジェイン、日本語読み: ぶん・ざいいん 英語表記Moon Jae-in )
バッハIOC会長へ
閉会式では、クーベルタン男爵の言葉を引用して「ユズ君」を讃えて下さい。
国民栄誉賞
ひょっとしたら国民栄誉賞という話が湧き出てくるかもしれませんが、「松井秀喜」が受賞したことによって私は興味がなくなりました。
蛇足
羽生が勝ち、羽生が負けた…分かりますか。
羽生(はにゅうゆずる)が勝ち、羽生(はぶ よしはる)が負けたと言うことです。
将棋の藤井聡太5段が、朝日杯将棋オープン戦の準決勝で羽生善治2冠に勝った。これもとても大きなニュースでした。何せ、羽生(はぶ)さんは永世七冠の称号を持ち、一週間ほど前に国民栄誉賞を貰った棋界の第一人者です。
中日スポーツ一面と最終面(真ん中の余白がありません)
最後の最後に
現存する日本人で世界にその存在を誇ることの出来る人物が2人います。
1人は山中伸弥教授(京都大学iPS細胞研究所所長 2012年ノーベル医学賞受賞)
もう1人は、羽生結弦です。
この2人の対談が実現したら楽しいですね。全然分野が違うのですが、日本人のノーベル賞最初の受賞者湯川秀樹博士の著書に「詩と科学」という素晴らしい随筆集があります。決して遠くはありません。その司会を村上春樹にお願いしたら最高です。私もチョットだけハルキストです。万年ノーベル文学賞受賞候補になりながら受賞出来ない作家。
脱稿 平成30年2月18
追記
さっき午後9時過ぎに小平奈緒が女子500メートルスピード・スケートでオリンピックレコード記録で優勝しました。
彼女の座右の銘を紹介して終わります。
インド・独立の父
マハトマ・ガンジーの言葉
「永遠に生きるかのように学べ
明日死ぬかのように生きろ」
2018年04月22日
宮城県仙台市で「羽生結弦 平昌オリンピック 金メダル受賞記念祝賀パレード」が行われました。10万人以上の大観衆で駅前から県庁までが埋まりました。
「有り難う。ただいま」
「応援の声、胸に刻んでこれからも生きていきます」
「『ありがとう』『『ただいま』といえる機会をもらい感謝しています。
この喜びや、この風景を胸に刻んで生きていきたいです」
2018年04月22日更新